瓶に表記されている賞味期限は大体が2年から3年と書いてあります。これは企業が食品を扱う際には賞味期限を記載しないといけないと法律上定められているだけで適切に保存されていれば賞味期限はなく、風味は落ちるものの賞味期限を超えるものでも安心して食べられます。はちみつは糖度が80%ととても高い上に殺菌効果があるので細菌が非常に繁殖しにくく、古代エジプトではミイラの防腐処理に使用されていたくらいです。
ただし、気をつけていただきたいのはほとんど腐敗しないのは天然の純粋はちみつのみで、安価なはちみつで成分表示に加糖と書かれているものでは砂糖や果糖液が混入されていますので殺菌効果が薄くなり、腐敗してしまいます。
輸入はちみつの正しい保存方法
はちみつを保存する際にはつい冷蔵庫で保存しがちですが成分が分離してしまうため常温での保存をお薦めします。直射日光や湿気の当たらない場所に保管すれば良いので管理は大変楽です。もしすでに冷蔵庫に保存して分離してしまった場合は湯煎して温めると元に戻ります。このときのお湯の温度は40度が最適でそれ以上だと中に含まれている酵素が死滅してしまいますので注意してください。容器はプラスチックですと匂い移りしてしまうのと、湯煎する際のことを考えるとガラス製の瓶をお薦めします。
また、容器から取り出す際には綺麗なスプーンで掬ってください、指を入れて直接なめたり使いまわしたスプーンを使用すると雑菌が混入してカビや腐敗の原因になります。
古い輸入はちみつの使い方
古くなったものは風味が飛んでしまっていますがいろいろな料理に使うことが出来ます。通常の砂糖の代わりとして使うとカロリーを抑えることが出来ますし、中に含まれている酵素は人間の唾液と同じ働きをしますのでごはんを炊く際に水の中に加えるとご飯の甘さが際立ち古いお米や安いお米でも美味しく食べられるようになります。また、はちみつに含まれている糖分と醤油のアミノ酸が結合すると魚の臭みを消してくれる成分になりますので煮魚に使うのも良いでしょう。この時注意する点ははちみつは自然食品であり加熱しても死なない菌がいる可能性がありますので1歳未満の子供の食べる料理には使用できません。
他にもレモンや大根を付けて食べるといった方法があります。レモンのはちみつ漬けはアスリートも食しており、疲労回復などに役立ちます。