現在家庭内で使用されているはちみつのうち国産のものはわずか11％しかなく、その多くを輸入に頼っています。そして値段も国産が1kgあたり1,000円から2,300円なのに対して安い中国などでは300円前後とお得になっています。しかし、原材料としてドラム缶で輸入されているものに対しては殺菌のために船に積み込む前には80度以上に加熱しなければならないと規定されているうえ、赤道を通るルートではコンテナ内が60度以上になった状態で2週間過ごしますので加熱された状態のものになります。
美容と健康で注目を集めているはちみつ
近年では天然の甘味料が人気を集めており、その中でも特にはちみつの需要が高まっています。現在販売されているものは一切加工処理をしていない天然物の他に甘味を増すために糖分を加えたもの、癖をなくし食べやすくするために色と香りを飛ばしたものの3つに分けられます。どれも糖分を取ることが出来ますが、はちみつ本来の栄養素を取り入れたいのであれば添加物の含まれていないものが一番です。
ではどうやって見分ければよいかというとこれは素人目には見分けが付きづらいです。食品表示に加糖はちみつや精製はちみつと書かれていれば解るのですがただ単にはちみつと書かれている場合は分かりづらいです。天然物の特徴としてはあまり透き通っていない、14度以下に冷やすと結晶化する、独特の香りがするなどありますが自信がない場合は専門店や通販サイトをご利用ください。
最近注目されているマヌカハニー
そしてその中でも特に人気となっているマヌカハニーですが、これはニュージーランドのみに自生しているマヌカの花の蜜のみを集めたはちみつのことを指します。本来の殺菌効果に加えて独自の成分であるメチルグリオキサオールという成分が高い殺菌能力を有しており、体内に入っても効果が持続するためピロリ菌や大腸菌といった多くの悪玉菌に対して効果を発揮します。
マヌカハニーを選ぶ際には100＋や250＋、400＋といった記載してある数字に注目してください。マヌカハニーは健康補助食品として利用されていることから原産国のニュージーランドでは厳格な品質管理が行われており、抗菌作用の能力を数値として記載してあるのです。現在ニュージーランドには公的に認められた機関が3つありますので、マヌカハニーを購入される際にはブランドマークが記載されているものを購入しましょう。
