はちみつ、特に取り出してから何も加えていない純粋はちみつは栄養価の高い天然の甘味料です。ミツバチは花から採取した蜜に体内でインベルターゼと呼ばれる酵素を加えて巣に持ち帰るので花の蜜の成分が変化していきます。そして蜜蜂の巣の中は常に35度に保たれ働き蜂によって換気されているため酵素による分解と水分の蒸発が行われ糖分が80％まで凝縮されます。
主な成分は蜜が分解されてできた果糖やブドウ糖ですが、その他に各種ビタミンやミネラル、アミノ酸も含まれています。
花によって違う風味や効果
はちみつはミツバチが採取した花の蜜の種類によって様々な味や色、成分があります。輸入はちみつの中で一番多いクローバーから採れた蜜は強めの甘い香りがしますが、マイルドな味で好まれています。ヨーロッパで特に好まれているのは栗の花から取られる蜜で苦味とコク、強い香りがあり日本人では好みが分かれるところです。
また、健康に良い蜂蜜というのもあり、蕎麦の花から取られる蜜は黒い色をしていて鉄分を多く含んでおり、貧血の症状に良いと言われています。
日本人に好まれているのはレンゲとニセアカシアから取られる蜜でニセアカシアは褐色がかっていますがどちらも色と香りが薄く、癖のない味が特徴です。
健康に良い輸入はちみつ
はちみつの主成分である果糖とブドウ糖ですが、これらは体内で分解する必要がない糖類ですのでビタミンB1の助けを借りずに速やかに吸収され他の栄養素とのバランスを崩す心配はいりません。そしてブドウ糖は点滴に使用されるほど即効性があるのに対して果糖はインシュリンの助けを借りずにブドウ糖の2倍の時間をかけて吸収されますので血糖値の上昇が穏やかに行われます。ですので通常の砂糖を摂取したときよりも緩やかな血糖値の上昇を長時間に渡って行いますので身体に係る負担も少なくなります。
更にビタミンやミネラルが数多く含まれており、そのビタミンも90％方以内に吸収されやすい形になっており天然の成分であるため安定していますのでサプリメントを摂取するよりも効率よくビタミンを摂取することが出来ます。
またミネラルの一種のコリンやカリウムには血中コレステロールを除去する働きがありますので高脂血症の方にも効果的です。
このためはちみつは古来より疲労回復や二日酔い、心臓病や血圧など様々な効能が期待される薬やスキンケアなど様々な用途で使用されてきました。
